肉体的暴力をパートナーに振るうのは圧倒的に男だ。そして、男が暴力を振るうかどうかと、彼がどんなパートナーつなぎとめ戦術を使う傾向にあるかとの問には関連がある。
ある研究では、計1、235人の男女に次のことをたすね、男のパートナーつなぎとめ戦術と肉体的暴力との関係を調べた。回答者が男性の場合は、自分の行動についての自己申告だ。
(1)過去1ヵ月間にパートナーの男性がどんなパートナーつなぎとめ戦術をしたか?
(2)同じ期間内に、パートナー男性がどんな暴力行為(たとえば、顔を蹴る)をどのくらいの頻度で行い、その結果どんな怪我をしたか?
男女のどちらが回答したかで多少の差は見られたが、暴力の行使との強い関係が見られたのは、パートナーの監視(行き先・持ち物チェック)、パートナー隠し(ほかの男性からの隔離)、パートナーの時間の独占、パートナーの感情の操作・誘導(泣き落とい、パートナーの浮気の非難などだ。
つまり、なにかというと浮気を疑い、パートナーが同性の友人と会うためにでかけることさえ嫌い、できるだけ家に閉じ込め、冷たくされると今度は泣き落としにかかる、こういう男はそうでない男より肉体的暴力を振るう可能性が高い、ということだ。
交際の初めは、誰だってパートナーに暴力を振るったりはしない。女性諸君、もし、あなたがこのような男性とつき合っているなら、かなり注意が必要だ。そして、男性諸君。もし、あなたがパートナーに暴力を振るうことがあり、それを自分で制御できな。いのなら、カウンセリングを受けてほしい。どんなに彼女を愛していても、暴力で彼女をつなぎとめることはできない。暴力は、彼女が去る可能性を高くするだけだ。